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参加頂いた皆様の声(2023-2024)

2023-2024シーズンの当協会行事に参加いただきました参加者様からの機関紙インストラクターへの寄稿文を掲載させていただきます。

サマースキー体験記 (北区スキー連盟 大矢 和子 様)

 今回、丸沼高原でのサマースキー講習に参加させていただきました。過去の経験から、サマースキーには苦手意識があって好きになれずにいたので今回は私にはとてもいい機会になりました。
 サマースキーは、雪上とは足元感覚が違って難しいです。加えて「ザザザザ、ザザザーッ!」という摩擦音にも気持ちが引けるし、怖い。私は単に技術不足なのでしょうが、雪上ではできるターンもプラマット上では難しくて、なんとか転ばずに斜面を降りるだけで精一杯な感じ。特に1日目はスキーが久し振りすぎて運動感覚が付いていかず、斜面をただ落とされていく感じのスタートでした。
 サマースキーの難しさは、雪上でのスキー滑走のイメージとは大きく違う点にあります。プラマットと板の摩擦が大きくて、スキー運動が減速されてしまうのです。イメージ通りに板が走ってくれなかったり、板がどんどん減速してしまったりと、滑走中はイメージとのギャップがずっと続きます。瞬時の対応が難しくて、スピードとターン・コントロールの試行錯誤がずっと続きました。それでも、井上先生の講習の中で少しずつ慣れていき、2日目にようやくタイミングが合う滑りに近づけた様に思います。
 今回の体験記を書くにあたり、サマースキーってトレーニングとしてはどうなの?ということを考えてみました。雪上のスキー滑走とのギャップの大きさはありますが、スキーの練習にはなる!とはっきり断言できます。スキーの運動要素は同じですから! 慣れてくれば、板の動きがゆっくり目なので、滑りながら考える余裕が生まれてきます。ですからポジションを確認しながらの基本ターン、切替えやニュートラルを意識した基礎練習などには有効な気がしました。
 
もう一つ感じたのは、自分の弱点の克服に繋がる可能性です。私の今の課題はカービングターンなのですが、いつも以上に強いエッヂングを意識しないとターン弧が上手く描けない気がしました。ターン後半で板が振り落とされてしまったりで上手くいきません。でもプラスノーでは、ザラザラとした足裏感覚があるので自分の失敗弱点に気づきやすいのです。失敗に気づければ修正する様な練習に繋がります。サマーゲレンデは、いい意味で「チャレンジ道場」だと今回の講習で思えました。
 サマースキー講習会、来シーズンも開催されるなら是非とも参加させていただきたいです。資格取得を目指している方、「道場破り」をしたい方、是非一緒に滑りましょう。ありがとうございました。

指導員合格体験記 (スキークラブ新鮮組 高木 靖之 様)

 この度、第3会場の戸狩温泉スキー場で指導員検定に合格しました。私事ですが、今回の検定本番前に1週間ほど能登半島地震の医療班派遣業務に携わっていた時期があり、「このような時期にスキーをしていて良いのだろうか?」という葛藤と、派遣業務後しばらくは心身ともに疲弊していたため、一時期は受検を諦めようかとも考えましたが、なんとか諦めずにチャレンジして良かったです。
 私自身、戸狩温泉スキー場は20数年以上も滑っていないスキー場であり、「雪が重い」という印象のみが残っていたので、事前に検定バーンに慣れておく必要があると考え、準指導員検定(この時もコロナ禍で大変でした・・)でもお世話になった特別研究会に、今回も参加しました。
 特別研究会当日は、午前中は良い雪質だったものの、やはり午後は重い雪質となり、検定本番はさらに重くなると想定されました。(本番はさらに緩んで春のようなシャバ雪でした。)
 そのような雪質への不安がある中で、特別研究会では、戸狩スキー学校の小境校長先生の受講班に参加をさせていただき、とくにこの雪質対策について色々と教えていただくことができました。校長先生から「この雪質は、戸狩ではキョロ雪と呼んでいて、キョロ雪が一番楽しいんだよ。」との言葉を聞いて、「なるほど、楽しむのが大事だな。」と自分の中で気持ちを切り換えることができました。また、「キョロ雪はエッジを立て過ぎない方が良い。」との具体的なアドバイスをいただき、スキーの面を意識した滑り方に切り換えたことで滑りが安定し、良い結果につながったと思います。
 指導者協会のスタッフのみなさまには、特別研究会での受講準備やサポートに加えて、検定本番でも現地で応援していただき、合格の瞬間も共有いただけたことに大変感謝いたします。また、戸狩スキー学校の先生方にも大変お世話になりました。ありがとうございました。

公認スキー指導員合格体験記  (ディップススキークラブ 谷口 裕也 様)

 大学に入ってからスキーを本格的に始めて、このスキー指導員資格を目標に続けてきました。これまで多くの先生や先輩方に「若いのだから大丈夫」と言われ続けた結果、本番でプレッシャーに負けるのではないかと思い、万全の準備をすることが重要だと考えたのが始まりでした。
 まず、指導員を受検するにあたっての準備を準指導員に合格した時にスタートし、準指導員と指導員との共通点と相違点を研究し、これをもとに所属しているスクールにて練習をし、後輩などに基礎種目を教える時に実践、これら地道な基礎づくりでより深く種目に対しての理解を深めて行きました。
 そして、勝負のシーズンを迎え養成講習会やレベルアップ講習会にて講師の方に「ポジション」の重要性と足裏の感覚を教えてもらい、これにより一段階滑りのレベルが上がり自信がつきました。これら、事前の研究と指摘された課題をすり合わせ、ともに受検する仲間同士で情報交換を行い実践だけでなく理論も満点を目指してシーズンを過ごしました。

スキー準指導員検定合格まで  (東久留米市スキー連盟 渡部千賀子 様)

1.スキー板との出会い
幼い頃祖父がどこからか古いスキー板を貰ってきました。金具とベルトでつないで長靴を履いて滑る物でした。雪国での外遊びの楽しみは唯一スキーでした。特にスキー場がある訳でもなく、土手や裏山で板を平行にして真っ直ぐ転ばずに滑り降りることでした。
 そして中学生に上がると冬の体育の授業はスキーになるのでカンダハースキーを1台買って貰い兄と2人で交代して履きました。
 直滑降、斜滑降、ボーゲンを教わり最後は今で言うシュテムターンを教わりました。
2.社会人になり
 社会人になり雪の降らない場所ではスキーをすることは諦めていました。職場の人が市の体育協会主催のスキーバスがあるからと誘ってくれました。この苗場スキーに行った事がきっかけで倶楽部入部するものの休みが会わず数回しか出席できませんでした。冬のボーナスでカザマスキーを買った事を覚えています。
3.加齢に伴いスキーを継続することの意味
 スキーの他に大概のスキー仲間は、山登り、ジョギング、水泳、自転車等々やっています。
 スキーは、雪のある冬のスポーツだけに夏場の過ごし方をどうするかが問われます。誘われるがままに、月山、谷川岳、乗鞍岳、去年は初鳥海山に残雪で滑る山に行ってきました。
 現在の東久留米スキー連盟に入部まで結婚、子育て終了、そして若い頃から自分で働いた給料で勉強する、それに関連した物を買う、好きなことをするという思いが強かったし夢でもありました。その一部が叶えられて満足しています。そこには板を担いで山登り、滑るときは板を担いでハイクアップ、暑いときや、雨の時は山のお天気ですから準備万端でないとだめです。このスキーを継続して行くには足腰を鍛えること、食べるものに注意しながら健康に気を配る、日常生活の中でもできること見つけてそれを実行することです。
4.NPO法人東京都スキー指導者協会特別研修、事前キャンプ
 夜のビデオ講習と親睦会は班ごとに別れ、担当の先生との交流、スキー靴の中敷きを自分に合うように工作してしまった先生の靴を見せてもらったり、和気藹々とおしゃべりが続き一緒に受検する仲間たちと和みました。先生を囲み支援してくださった若い人たちにも所々で『、、、できました』『もう仕上がっている感じですね』と励ましの言葉をいただきました。レッスン中に『、、、、以前はあまり動きなくずっとたっている感じが多かったけどしっかり動きが出てきてうまくなりましたね。』とお褒めの言葉もいただきました。また、一番心に残っているのは一番苦手な横滑り自分の出番直前に大きな声援で励ましてくださった時、すごく元気が出て集中して滑れたことです。
5.終わりに
 合格のために大切なことは、教程書、動画から学び理解を深めておくことが大事かなと思います。多くのかたがたからの学びとたくさんの励ましの言葉ありがとうございました

準指導員検定合格体験記  (タントスキークラブ 平原 嘉幸 様)

 私は2003年2月に1級合格し、その後は年に数回のファミリースキーで楽しく滑っていました。しかし、息子が2023年2月に2級、3月に1級と続けて合格し、「準指を受けてみようかな」という一言がきっかけで、じゃあ私もと思い、受検を決意しました(結局、息子は受検しなかったですが。)
 受けると決めたからには1発で合格しようと、自宅近くのイエティのシーズン券を購入し、10月から1月まで週2-4回に仕事後のナイターで足を慣らしました。菅平のシーズン券も購入し、12月1月の講習会や2月のオガサカキャンプ、3月の特別研究会Ⅲを菅平で受け、その前後の日に有給休暇を使い、講習の再確認や苦手種目を滑りました。
 本番は練習通りに滑る事ができ、無事合格できました。お世話になった皆様、本当に本当にありがとうございました。
 振返ってみると合格できたのには幾つか理由があったと思いますのでご紹介します。
 1つ目は、クラブのサポートです。8月にクラブ役員と受検者のLINEグループが作られ、LINEではおススメの講習会の連絡や講習会から本番までの宿の予約、過去問の配布、持ち物の連絡等をして頂きました。また、9月に座談会を開催して頂き、クラブパーティーでもアドバイスを頂き、本当に助かりました。講習会時には、菅平へ来てくれて講習会後にレッスンや動画撮影、
夜は楽しく飲みながら正しい姿勢や練習方法の指導等、心温まる支援を頂きました。当日も多くのメンバーや息子が応援に来てくれ、お陰様で安心して受検する事ができました。皆さま、本当にありがとうございました。
 2つ目は、講習会の班のメンバーに恵まれた事です。うちの班は女性7名、男性5名でして、非常に仲が良く、皆で助け合っていたと思います。例えば、私が苦手だった横滑りの練習時に「左肩が後ろにいっている、もっと足の前後差を、
踵に乗る感じで」等のアドバイスをしてくれたり、小回りのターン前半から圧を掛けられた時には「その方がとっても良いよ、上手い滑りだったよ」等と褒めてくれたり、本番スタート時には「頑張れ~、落ち着いて~、練習通りに~」等、大きな声で応援してくれて、とても勇気が湧きました。
 3つ目は、本番の前の週の3/2-3に東京都スキー指導者協会主催の「準指導員検定合格のための特別研究会Ⅲ」へ参加した事です。この研究会の前までは、動画の確認や、滑走中に自分の影を見ながら姿勢の確認、グローブやストック先端を間接視野で確認しながら左右バランスの確認、苦手種目の練習をし、何となくこれで行けるだろうと高を括っていました。しかし、この研究会では桜本講師に本番は左右どちらからスタートするか、総滑のリズム変化をどこで何ターン入れるか、プルークボーゲンで片斜の場合にどこでどういう姿勢でターンしゴールでどう止まるか、滑走プルークはターン弧をどのタイミングから大きくしていくか、横滑り時に目印(木や支柱)をどこにすると適度なスピードで滑れるか等を丁寧に教わりました。 
 また、幹事の谷口さんや石原さんには講習後や開始前に、苦手種目を何度も何度も教わり、飲みの席でも和気あいあいと色々な事を教えてもらいました。お陰様で全8種目の理解が深まり、当日の滑りの構成を決める事ができ、迷いが無くなりました。この研究会が無かったら合格できなかったと思うくらい素晴らしい企画でした。開催して頂き本当にありがとうございました。
 まだまだ、準指導員のスタート地点に立ったばかりですので、もっともっと上手く滑れるよう、そして良い指導者になれるよう精進していきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願い致します。

準指導員検定合格体験記  (サンフィッシュスキークラブ 豊田雄一朗 様 豊田真紀 様)

Ⅰ.始めに
 今回、夫婦で公認スキー準指導員(以下、「準指」)検定に初挑戦し、無事合格することができました。私達はビブ番号が連番で、東京都スキー連盟(以下、「連盟」)主催の準指導員養成講習会(以下、「養講」)や準指検定で同じ班でした。
 夫婦での受検は、検定までのスケジュールの管理や一方が参加できなかった講習等のフィードバックができるなどの利点がありました。中でも一番良かった点は、隣にいつも同じ顔があり、練習と同じ感覚でリラックスして受検できたことかもしれません。
Ⅱ.受検のための情報収集
 私達の受検生活は、準指検定について何も分からないところから始まったので、まずは情報収集が必須でした。その点、東京都スキー指導者協会(以下、「指導者協会」)開催の「2024年度検定合格のためのスキー講座」(11月中旬)は、受検のために必要な対策や準備を連盟専門員の方が具体的に説明してくれるもので、全体像を掴むのに非常に役立ちました。
Ⅲ.各種目の理解と合格レベルへの滑り込み
 12月下旬には一回目の、1月下旬には二回目養講が行われましたが、それだけでは検定8種目でどのような滑りが求められているのか、完全には理解できませんでした。そこで、所属スキークラブのメンバー達の勧めで指導者協会主催の特別研究会(以下、「研究会」)に参加しました。
 具体的には、「コブ斜面克服特別研究会」(2月初旬)では、暖冬で雪が少ない中、研究会専用にコブレーンが複数作られ、浅いコブから育てながらの有意義な練習ができました。「準指導員合格のための特別研究会Ⅱ」(2月中旬)では、各種目を丁寧にカバーしていただき、求められている滑りを徹底的に教えていただけました。 「準指導員合格のための特別研究会Ⅲ」(3月初旬)では、各種目の仕上がりと課題を専門員の先生方に最終確認していただき、また検定当日に精神面を整えて臨むことの重要さも教えていただきました。
 これらの研究会ではベテランの素晴らしい講師の方々にご指導を頂き、誰に指導を受けるかが準指検定において非常に重要であることを感じました。
 また、研究会でのガイディングレシーバーを使用した指導は、リアルタイムでアドバイスがもらえて滑走中に自分の滑りを修正できるだけでなく、他の方の滑りに対するコメントも聞けて大変参考になりました。宿泊施設でのビデオ研修も自分の滑りのイメージと現実のギャップを埋めていくのにとても役立ちました。
 研究会への参加後に、学んだことを必ず「言語化」して、二人で理解を擦り合わせ、最後に講師の方々に間違えていないか確認したことも種目の正確な理解を深めるために非常に有用だったと思います。
Ⅳ.終わりに
 二人とも土日出勤の仕事をしながらの挑戦で、練習時間の確保には苦労しつつも最大限努力はしました。しかし、自分達の闇雲な努力だけでは間違いなく合格には届かなかったと思います。
 受検にあたり的確に指導してくださった講師の方々、手厚くサポートしてくれた所属スキークラブの会長およびメンバー達、養講等で同じ班になり3ヶ月半一緒に切磋琢磨した仲間達(私達の財産です)、優しく励まして下さった指導者協会のスタッフの方々、皆様の存在あってこその合格でした。この紙面をお借りして心より感謝申し上げます。

参加頂いた皆様の声(2022-2023)

2022-2023シーズンに参加いただいた皆さまです。

指導員合格に至るまで  (北区スキー連盟 近藤 美佐緒 様)

 この度、第三会場で指導員に合格しました。
 東京都スキー指導者協会には、準指導員受検から始まり指導員検定合格まで、本当にお世話になりました。
 指導者協会との縁は、初めて準指導員を受検するときからになります。仲間から「指導者協会の特別研究会がオススメ」と言われ参加したのがきっかけです。
 この特別研究会では、検定会場で開催してくれますし、なんと言ってもインカムを使用しての講習が魅力です。今年の講習では、滑走中に「(ターンの終わりが早いので)ブーツ1足分滑らせて」とアドバイスされて、滑走中にターン弧の修正ができたり、「(そこで)足首締めて」と言われ、あーこのとき足首が緩いから回りづらいんだ!と気づいたりすることができました。
1回で合格していない私がこのシステム(インカム)を推してもあまり説得力は無いかもしれませんが・・・、でも、私にとってはとても有効でした。
 また、ビデオを撮影していただいたり、講師をお招きして撮影したビデオを見ながら解説する場を設けてくれたり、果てには昼食の席取りまでしていただき、とにもかくにも練習に集中出来る環境を提供していただきました。本当に感謝しています。ありがとうございました。
 検定会までのスキーの練習は楽しかったです。でも、理論の勉強が辛かったです。記憶力はここまで衰えるものかと、悲しくなりました。
 来シーズンは、理論の暗記をしなくてすむのが嬉しいです。その時間を睡眠に充てたいと思います。(2月は理論勉強で寝不足でした!)
 それから、指導員合格まで多くの人に教えてもらい、サポートしてもらいました。ありがとうございました。このお礼は、次に続く受検者のサポートや、スキーを教えることで返していきたいと思います。
 今回の合格は、本当に嬉しかったです。
 検定で使用したゼッケンは、何かにリメイクしてとっておこうと思っています。

指導員合格体験記~コロナ禍を乗り越え、合格までの軌跡~ (タントスキークラブ 杉尾 徹 様)

 これまで仕事中心の生活を送ってきましたが、生涯スポーツとしてスキーを続けていきたいとの思いから、60歳までにスキー指導者資格を取得することを目標としてきました。
 仕事・家庭の事情を理由に1年また1年と先延ばししてきましたが、タイムリミットが近づき、2020年度に準指導員を初受検、1級取得から30年目の挑戦でした。 幸か不幸か、新型コロナウィルス感染拡大のため検定会が順延となり、2年越しで練習を重ねられたこともあり、2021年1月に合格することが出来ました。
今年度はクラブから7名が準指受検することとなり、サポートで同行する機会も多く、また皆とともに栄冠を勝ち取りたいとの思いから、正指受検を決意しました。
 2020年延長事業の特例措置で中1年での受検となったため、実技・理論ともに準指受検で蓄積したものを活かすことが出来ました。

 一方、今回受検した第3会場のムイカスノーリゾートは初めてのスキー場で、ホームゲレンデの菅平と雪質もまったく異なる点への対策が必要でした。
 そんな折、東京都スキー指導者協会の「指導員合格のための特別研究会(ムイカスノーリゾート)」が実施されることを知り、参加させて頂きました。
 スキー場の立地・コースレイアウト・雪質を事前に確認することができ、また新潟県連の専門員のレッスンを受けられ、自信をもって検定に臨むことで出来ました。 

 今回の受検を通じ、スキー技術のレベルアップが図れたことに加え、講師の皆さん・受検仲間との出会いがあり、合格に繋がったものと思います。
 この場をお借りして、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
今後は、自らスキーを楽しむとともに、指導者として多くの人たちにスキーの楽しさを伝えていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

準指導員検定に合格して  (サンフィッシュ 本間 洋子 様)

 昨年不合格という苦い経験の後、2年目で無事合格することが出来ました。
ここまでご指導くださった先生方、先輩方、応援してくださった方々、そして共に受検をした仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。
 1年目は右も左もわからず手当たり次第にレッスンを受け、体力も消耗し滑りも迷い精神面も体力面もコントロールすることが難しい1年目でした。2年目に東京都指導者協会の存在を知ることができ、先ず11月に中野ゼロの「検定合格のためのスキー講座」を受講しました。1年目に知りたかったことばかりでこれはもっとアナウンスしてほしいというほど内容の濃いものでした。当たり前の事のようですが受検に大切なことのひとつに体力というお話がありましたが2年目に計画を立てる上で一番気をつけたことです。これは応援してくれる家族の理解、協力があってこそのものでした。
 東京都指導者協会のレッスンは受講以外のことまで気遣って連絡してくださったり、宿に着くなりアットホームな雰囲気で迎えていただき先生方に見守られているという安心感のある2日間でした。レッスンではイヤホンでアドバイスをいただけるのでその場で修正できたり、他の方へのアドバイスも全て聞こえるのでとても勉強になります。また動画をたくさん撮っていただけるのが有り難く、夜に動画を見ながらの講義もあり、特にコブレッスンは翌日の滑りが皆さん別人のようで、私自身もコブのみを2日間滑り込むことで確実に上達していることを実感できました。
 受検したことで初めて勉強した動きや言語。今までレッスンで言われてきたことがふっと落ちたり、思い違いの誤解が解けていくことはとても楽しいことでした。75点ではなく76点を目指したレッスンをしてもらえたことで段々と自信もついてきて当日は教わったこと、やってきたことを信じて思い切って滑ることができました。そして合格することで先生方、応援してくれた方々へ恩返しができたと、喜びよりもほっとした気持ちが大きかったです。
 大人になってこんなに打ち込めるものに出会えるとは想像もしていませんでした。今シーズンスキーが益々楽しくなり、スキー界の普及発展に努めたいという気持ちが大きくなってきました。多くの方にスキーの楽しさを知ってもらいたい、そしてまだまだ未熟ではありますがその手助けができたらと思っております。

準指導員検定合格体験記  (小金井市スキー連盟 菅原 利衣子 様)

 私が最初に準指導員検定受検を目指したのは、4年前のことでした。私の所属クラブは、総勢27名の小さなアットホームなクラブです。クラブでは毎年、市民を対象としたスキー教室を開催しておりますが、近年、指導者層の高齢化が進み、指導員育成はクラブ内の喫緊の課題となっておりました。そのような状況を受け、クラブ内の有志数名にて、準指導員検定受検へのチャレンジを開始いたしました。当初はクラブ内の行事と養成講習の練習のみで大丈夫だろうと軽く考えておりましたが、どんな感じかも分からず、とりあえず、理論講習の際に配布されたパンフレットを頼りに養成講習の前に開催されるとあった東京都指導者協会主催の特別研究会に参加したのがはじまりでした。特別研究会に参加してみて、他の受検者の取り組む姿勢や練習量に圧倒され、そんなにやらなきゃダメなのかと、危機感を感じました。
 特別研究会では、ガイディングレシーバーを用いた指導をしていただきました。滑っている最中に、講師から的確なアドバイスをいただき、滑りながら修正点を意識したり、滑りのポイントや感覚を掴みやすいと感じました。他の参加者の滑りに対するアドバイスも聞けるため、他者の滑りを見る目も養われ、無駄な時間なく講習を受けることができたと思います。また、スタッフの方々にビデオ撮影をしていただき、雪上での講習後、宿では講師の方々を呼んでビデオ講習をしていただけたので、自分の滑りを客観的に見ることができ、翌日の講習にもすぐに役立てることができました。特別研究会で出会った参加者たちの検定種目についての理解やスキー用具についての知識にも驚かされ、大変、参考になりました。その最初の仲間たちに支えられ、ここまで頑張れたのだと思います。
 私は元々、不整地種目に苦手意識があったため、今シーズンはコブ研究会に参加し、練習方法やコブを滑るポイント、どのラインをどう通るのか、身体の使い方等、細かく丁寧に教えていただきました。当初はコブを滑るとなると緊張して身体が固くなり、どうしてよいのか分からない状態でしたが、滑っているうちに徐々にコブにも慣れ、コブから逃げない自分を目指して練習を続けました。春の柔らかい雪でのコブ練習や、上級者の直後を間隔を開けずに滑らせてもらい、ライン取りや削る場所、身体の使い方等々、前を見て滑りながら感覚を掴む練習をさせてもらいました。この練習が自分に合っていたのか、ようやくコブの練習がとても楽しく感じられるようになりました。検定が近づくにつれて、緊張しすぎの私に寄り添い、数々のアドバイスをいただき応援してくれた仲間たちがいたことが何よりの励みとなり、合格へ繋がりました。
 準指導員検定受験を通して、スキー技術の向上はもちろん、同じ目標を持つ多くの仲間と出会い共に切磋琢磨して練習できたからこそ、ここまで頑張れたのだと実感しています。
 東京都スキー指導者協会の皆様、講師の方々、そしてクラブのメンバーや知り合ったスキー仲間たち、今は準指を目指し一緒に練習してくれたみんなへ感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

準指導員検定合格体験記  (Ritzスキークラブ 岡野 薫 様)

1.はじめに
 今回準指導員検定に合格出来ました。予定より倍以上の時間がかかってしまい、コロナもあり諦めそうになったことは何度もありましたが、目標達成出来今はとても満足しております。
 合格までの期間が人より長かったため、スキー仲間が増えたことは今後のスキー人生の大きな財産になっております。養成講習会でご担当いただいた講師の方々や同じ班になった方々、指導者協会の特別研究会でご担当いただいた講師の方々やスタッフの方々、参加された方々、ホームゲレンデの仲間、等。たくさんの方々のご指導・ご協力のおかげでなんとかここまで来ることが出来ました。心から感謝しております。
2.受検のために
 準指導員受検のために、出来るだけ滑走日数を増やしたいと考えておりましたが、実際はいろいろな要因でそうも行かず、自分で考える最低限の日数をキープするのがやっとでした。そのため養成講習会以外にもレッスンや講習会を受け、効率のよい練習を心がけました。中でも指導者協会の特別研究会は内容が充実していましたので、受検仲間にも勧めました。
3.
指導者協会の特別研究会に参加して
 友人の勧めで、受検2シーズン目から指導者協会の特別研究会に参加させていただくようになりました。準指特研、コブ特研と継続して参加させていただき、講師やスタッフの方々と顔馴染みになり、ゲレンデでも声をかけていただくようになりました。続けて参加していると、スタッフの方からも「上手くなった」と言っていただけるようになり、自信がつきました。
 指導者協会の特別研究会の良いところは、なんと言っても「ガイディングレシーバーによる指導」と「ビデオ撮影 & ビデオ研修」です。ガイディングレシーバーは、滑っている最中に講師の方からオンタイムでアドバイスが受けられ、1本の滑りの中で修正が出来ます。もちろん実際の検定ではアドバイスなしに滑るわけですが、練習の際に1本の滑りの中で修正が出来れば、次の1本にすぐに活かすことが出来ます。
 また、自分の滑りをビデオに撮っていただき、ビデオ研修でその解説をしていただけます。検定では検定員に自分の滑りを評価されることになりますので、やはり客観的に自分の滑りが他人からどう見えるか確認出来るのはとても有効です。ゲレンデに行かない時に、撮っていただいたビデオを見ると、自分の滑りが再確認出来、次にゲレンデで滑る時の参考になります。
 「ビデオを撮ってもらっても怖くて(自分の滑りは)見れない」という方もいらっしゃいます。私も随分昔一番最初に自分の滑りをビデオで見た時はかなりショックを受けましたが、ビデオで自分の滑りを確認し、自分の滑りと他人からどう見えるかのギャップを埋めていくことが上達の鍵だと思い、今では大分ギャップを埋めることが出来るようになったと思います。
4.まとめ
 今回の合格まで、本当にたくさんの方々のご指導・ご協力がありました。今後は次の目標(正指導員)に向けて鋭意努力するつもりですが、同時に、私が今までいろいろな方から受けたように、仲間のサポートもしていきたいと考えております。
 コロナ禍の受検で、私は家族や職場の理解・協力があり、おかげさまで受検を続けられましたが、中にはこの数年受検を控えていらした方がいらっしゃると思います。今シーズンも以前同じ班だった方が数年振りにやっと職場から承諾が出て受検できたとおっしゃっていました。コロナもやっと落ち着いて来ましたので、来シーズンはもっと受検出来るようになる方が増えることと思います。何年かかっても合格の喜びは変わりませんので、是非挑戦していただくことを願ってやみません。

準指導員検定合格体験記  (ホワイト・ベア・クラブ 石原 正剛 様)

 今回、3回目の挑戦で凖指導員に合格できました。
 私が凖指導員受験を始めたのは2019-20シーズンでしたが、コロナで受験は中止になってしまいました。翌シーズンは2回ありましたが正月に膝を怪我してしまい、2回目の3月の検定になんとか間に合ったもののあまり練習もできずに受験したので当然のことながら不合格でした。
 昨シーズンはかなり滑り込み、種目も大分理解できていましたが、苦手種目を残していたため残念な結果に終わり、とても悔しい思いをしました。
 足掛け4シーズン費やしましたが、合格できてまずはホッとしています。

 指導者協会様の行事にはクラブの先輩からの紹介で初受験の年から「凖指導員合格のための特別研究会」「コブ克服のための特別研究会」に参加させていただきました。
 「準指導員合格のための特別研究会」では、ガイディングレシーバーを使っているので自分が滑っている最中も講師の先生のアドバイスをいただくことができ、リアルタイムに滑りを修正できました。
 また、他の人が滑った後の講師の説明も聞くことができるので、自分が滑る際により多くのことを意識できたと思います。
 「コブ克服のための特別研究会」では、天狗ゲレンデの一部をセパレートして専用のコブレーンを用意していただき、他の人が入ってこないコブで一日中コブを練習するというなかなかお目にかかれない環境でしっかりと練習することができました。
 共通して言えることは、構成や様々なアドバイスなど、スタッフ・講師の皆様の受講者に合格してほしいという思いが伝わる研究会になっていることです。
 また、養成講習会とは別に同じ目標を目指す人同士が知り合えたのも大きな財産になりました。
先に合格した人達からもサポートしてもらったり、その後もスキー仲間として一緒に滑りに行くなど、自分のスキークラブ以外での活動の幅が広がるきっかけにもなりました。
 準指導員検定は種目数も多く大変でしたが時間がかかった分、スキーへの理解は深まったように思います。
 今後は更なるレベルアップを図るとともに、来シーズン以降凖指導員検定を受験する人のサポートもしていきたいと思います。
 最後に、指導者協会のスタッフ、講師の先生方、一緒に受験した仲間、そしてほぼ毎週(×4シーズン)家を空けて文句も言わず協力してくれた家族など、支援してくれたすべての人にこの場をお借りして感謝申し上げます。 

参加頂いた皆様の声(2021-2022)

2021-2022に参加していただいた皆様です。

準指導員検定体験記 (多摩ニュータウンスキークラブ 西塚 様)

 はじめに、準指導員を目指してから長い時間がかかりましたが、合格することができ大変嬉しく思います。受験1年目は、知識も経験も乏しかったのですが、指導者協会の準指導員合格に向けた行事に複数回参加し、多くのことを学びました。当初の私の滑りを知っている運営スタッフの皆様より上手になったと声をかけていただき、レベルアップしている実感が湧きました。

 準指導員受験して良かったことは、スキーレベルが上がったことと、仲間・友人ができたことです。
指導者協会の繋がりで出会った仲間のおかげで、あきらめずに挑戦することできました。
不整地種目に対しては、どうやって克服すればいいのかわかりませんでした。しかし、仲間たちから「春に練習しよう」と誘われ、春スキーに連れ出してくれたおかげで自信がつき克服に成功したといえます。最後の検定日当日は、これまで支えていただきました多くのサポーターに見届けてもらい、本当に嬉しかったです。特別研究会で指導してくださった講師の方との交流も続き、年末年始に合宿を計画し、これまでにない挑戦・経験が出来たことも、良い思い出です。合格するまで修行のような気持にもなりましたが、「大人が本気で遊び、結果を出す」という一大イベントだったような気がします。

 最後に、指導者協会のスムーズな運営のおかげがあり、参加行事は毎回充実していました。沢山ビデオを撮っていただき、それらを繰り返し見ることで修正し、モチベーションを高く設定することができました。ありがとうございました。
今後、誰かに教える、サポートする機会があると思いますが、この経験を十分に活かしていきたいと思います。

準指導員検定受検記  (防衛省スキークラブ  神谷光雄 様)

1 検定への挑戦
 長年防衛省スキークラブに所属し、スキークラブの指導者の方々にスキーの楽しさや難しさを教えていただきました。
また、多くのスキー仲間がいることが、現在までスキーを続けている理由だと思います。
1級を取得した後、指導者になることは特に考えていませんでしたが、数年前からスキークラブ員の準指導員検定会受検者を応援する行事を担当しているうちに、自分も更にレベルアップしたいと考えるようになっていました。
これまでお世話になっているスキークラブに、今後少しでも貢献したいと思い、準指導員検定会へ挑戦することにしました。

2 受検に向けての練習について
 当初、スキークラブの各種行事と養成講習会での練習のみで大丈夫だろうと軽く考えていました。
しかし、練習を始めてみると、特に基礎種目では、自分の滑りの何が良くて何が悪いのかが分からず迷うこともあり、危機感を覚えていました。
練習の機会を探している時、東京都スキー指導者協会の準指導員検定特別研究会 (以下、特別研究会)のことを知り、積極的に参加しました。

3 特別研究会へ参加して
 私の受検に向けての練習は、スキークラブの各種行事、養成講習会、特別研究会、レベルアップ講習会を計画していましたが、都合によりレベルアップ講習会に参加できず、練習回数がひとつでも減ったことが不安になりました。
特別研究会に参加した感想は、一言でいえば「参加して本当に良かった。」です。
講師からの指導は、理論的であり私の滑りにあった的確なアドバイスがあったため、滑りの改善点がわかるようになっていました。
講習中も、講師の方から各種目での採点ポイントを教えていただくことがあり、大変勉強になりました。
また、特別研究会の特色として「ガイディングレシーバーを用いた指導」があり、これにより滑っている最中に、講師から的確なアドバイスをいただけるため、滑りのポイントが良く分かるとともに、他の参加者の滑りに対するアドバイスも直接聞けるため、人の滑りを見る目が養われたと思います。
もう一つの特色として、サポート要員の方にビデオ撮影していただけるので、練習後のビデオ講習で更なるアドバイスをいただくことができ、より自分の滑りを知ることができました。
SDカードを持参すればビデオをコピーして持ち帰ることもでき、後で自分の滑りを客観的に見ることができました。 

4 準指導員検定、合格! 
 特別研究会で自分の滑りがわかり、その後の少ない練習においても迷うことなく練習ができたと思います。
検定当日は、少し緊張していましたが、最初の小回り種目を滑ってからは、練習通り滑れていると感じ、その後の種目は落ち着いて滑ることができ、結果、合格することができました。
教えていただいたことを理解し繰り返し練習したことで自分の身に付いたと、あらためて実感することができました。
準指導員検定は、種目が多いため長い期間の練習を必要とするので身体的な疲労が大きいです。
今回、受検前の大事な練習に参加できず焦りましたが、今思うと身体の疲れを取るいい機会であり体調管理も大事なことだと思いました。

5 最後に 
 自分の滑りが上達し合格できたのは、特別研究会に参加したことが大きいと思います。
また、特別研究会で知り合った方々とはその後もスキー場でお会いし、お声をかけていただき大変うれしく思いました。
今後は指導者という立場になりますが、特別研究会で教えていただいた数々のアドバイスを次につなげていければと思います。
指導者協会の皆様、支えてくれた皆様、そして受検班の皆様に、この場を借りて感謝を申し上げます。ありがとうございました。

準指導員受検合格体験記  (ナトゥア・シー・クルップ 田中クララ 様)

1.はじめに。
 私がスキー準指導員検定を受験したのは、誰かに指導をする以上は正確な知識と的確な指導が出来なければならないと思っていたからです。
2022年度は12月24日から始まり1月9日で養成講習会が全て修了しました。3月中旬の本番までの約2か月間は、苦手で恐怖との戦いでもあるコブ(不整地小回り)の克服の為、検定種目のポイントを押さえた練習を短期集中でいかに取り組むべきか計画を立てました。合格するまでの体験を僭越ながら簡単に述べたいと思います。

2.不安から進歩の喜びを体験
 昨年度は準指導員検定を受験し「不合格」という現実を目の当たりにしました。心の底から悔しさが込み上げ、合格することは容易ではないことを実感いたしました。
 そこで今年度は「絶対合格!」を目標にかかげオフシーズンから体の基礎つくりとなる陸上トレーニング(有酸素運動と主にスキーで必要な筋力トレーニング)、スキーのオフトレーニング講習会からスタートいたしました。
しかし、スキーシーズンが始まり準指導員養成講習会で受験者の方々の滑りを見たり話を聞いていくうちに、自分の練習量の少なさに気づかされ自信喪失と焦りが出てきました。
 そんな時期に大きな転機となったのは、指導者協会の「準指導員合格のための特別研究会」「コブ研究会」に参加したことでした。
特に「準指導員合格のための特別研究会」では、受験者にとって一番意味のある講習内容や講習方法が考えられており、滑走中にイヤフォン(インターコミュニケーションシステム)からリアルタイムで聞こえてくる講師からのアドバイスがありました。  
 また、人の滑りを見てイヤフォンから聞こえてくる講師の方のアドバイスと、自分だったらその方にどのようにアドバイスができるかを考え、比較することを繰り返すことで、今シーズンの研修課題や検定種目の理解力につながっていったと思います。
 そして、講習中には動画撮影もしてくれて、夜にはその動画を観ながらの解説講義がありとても分かりやすかったです。
この「研究会」に参加したことで、自分の滑りへの不安が徐々に「進歩」を実感できるようになり自信がついてきたように思います。
また、「コブ研究会」ではコブ三昧な2日間でした。コブを滑るポイントや練習方法を習い「コブは沢山滑って慣れろ」という言葉そのものだと実感できました。コブ研究会に参加した後は「コブが怖い・苦手」から「コブを好きになる」へ軌道修正し滑る感覚を確実なものにできるように様々なスキー場のモーグル斜面に行き1日15本は滑ることを目標に反復練習をいたしました。(これが限界でした)
人の滑りやレベルと自分を比べ、自分ができないことにばかり目が向き不安に苛まれることもありました。しかし、多くの準指導員を目指す仲間、そして合格してもらいたいとご尽力いただいた講師の方や指導者協会の方の熱意が、自分自身をポジティブなエネルギーに変えてくれたと思います。

3.最後に
 今シーズンもスキーを愛する多くの仲間との新たな出会いがあり貴重な経験となりました。同じ目標を持つ仲間がいるからこそ、次のステップアップへ繋がる一歩を踏み出すきっかけを作ってくれたと思います。
今回合格できたのは天気に恵まれ、緊張の中でも「大丈夫」と自信をもって滑ることが出来きたからだと思います。

4.謝辞
 スキー指導者協会の皆様には講習会後も、ゲレンデで私を見かけるたびに沢山お声をかけていただきました。その時にワンポイントアドバイスもいただき、見られている(Observation)ではないですが、見ていてもらえるという安心感もあり頑張ることができました。
「合格」への道は一人では実現できませんでした。ご尽力をいただいた多くの講師の方々、関係者の方々、私の周りの方々にこの場をお借りして、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
 この先も「Enjoy My Life」を目標に色々なことにチャレンジしていきたいと思います。

指導員合格までの道のり・今後の抱負  (ピットインスキースタッフ 蓑毛浩基 様)

 私が所属するクラブでも準指導員の資格を取得すると次は指導員を受験するというのが通例となっていたので、私もいつか機会をみて受験をしたいと思っていました。 しかしながら、ここ数年のコロナ禍で充分な練習が出来ず、合格出来るような滑りがなかなか出来ず、受験に踏み切れずにいました。 それでも、徐々に応用種目で納得がいく滑りが出来るようになり、家族の協力等も得られ、年齢や体力的なことも考慮すると今回受験するのが良いタイミングかと思い決断しました。 
 基礎種目についてはクラブ内での指導機会が少なく、準指導員検定以来の久しぶりの実技となりました。 
養成講習会では各種目の形ばかりに囚われてしまい、スキーの正しい動作及び操作が出来ていないことを指摘され、改めてスキル不足を実感させられました。
 そこでの指摘事項の整理と各種目の理解、本協会開催の「指導員合格のための特別研究会」における指導及びその中で教示して頂いたトレーニングの内容に取り組み、反復練習することで「ポジショニング」や「滑りの癖」を中心とした改善が受験までの短期間で効率的に出来たと思います。 また、それら基礎種目の改善により、応用種目についての改善も出来ました。 
 今回の受験を通して、正直なところ体力面、精神面等の負担が非常に大きいことを痛感しました。 指導者になるには、自身のスキー技術の向上だけではなく、指導者としての責任や関連知識等も求められていると感じています。 これまでの経験を生かして、生徒さんのスキー技術の向上に寄り添うことが出来るような指導者として、活動をして行きたいと思います。 
 また、皆様方の御指導及び御協力により、無事合格が出来たことに心より感謝致します。