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参加頂いた皆様の声(2022-2023)

2022-2023シーズンの当協会行事に参加いただきました参加者様からの機関紙インストラクターへの寄稿文を掲載させていただきます。

指導員合格に至るまで  (北区スキー連盟 近藤 美佐緒 様)

 この度、第三会場で指導員に合格しました。
 東京都スキー指導者協会には、準指導員受検から始まり指導員検定合格まで、本当にお世話になりました。
 指導者協会との縁は、初めて準指導員を受検するときからになります。仲間から「指導者協会の特別研究会がオススメ」と言われ参加したのがきっかけです。
 この特別研究会では、検定会場で開催してくれますし、なんと言ってもインカムを使用しての講習が魅力です。今年の講習では、滑走中に「(ターンの終わりが早いので)ブーツ1足分滑らせて」とアドバイスされて、滑走中にターン弧の修正ができたり、「(そこで)足首締めて」と言われ、あーこのとき足首が緩いから回りづらいんだ!と気づいたりすることができました。
1回で合格していない私がこのシステム(インカム)を推してもあまり説得力は無いかもしれませんが・・・、でも、私にとってはとても有効でした。
 また、ビデオを撮影していただいたり、講師をお招きして撮影したビデオを見ながら解説する場を設けてくれたり、果てには昼食の席取りまでしていただき、とにもかくにも練習に集中出来る環境を提供していただきました。本当に感謝しています。ありがとうございました。
 検定会までのスキーの練習は楽しかったです。でも、理論の勉強が辛かったです。記憶力はここまで衰えるものかと、悲しくなりました。
 来シーズンは、理論の暗記をしなくてすむのが嬉しいです。その時間を睡眠に充てたいと思います。(2月は理論勉強で寝不足でした!)
 それから、指導員合格まで多くの人に教えてもらい、サポートしてもらいました。ありがとうございました。このお礼は、次に続く受検者のサポートや、スキーを教えることで返していきたいと思います。
 今回の合格は、本当に嬉しかったです。
 検定で使用したゼッケンは、何かにリメイクしてとっておこうと思っています。

指導員合格体験記~コロナ禍を乗り越え、合格までの軌跡~ (タントスキークラブ 杉尾 徹 様)

 これまで仕事中心の生活を送ってきましたが、生涯スポーツとしてスキーを続けていきたいとの思いから、60歳までにスキー指導者資格を取得することを目標としてきました。
 仕事・家庭の事情を理由に1年また1年と先延ばししてきましたが、タイムリミットが近づき、2020年度に準指導員を初受検、1級取得から30年目の挑戦でした。 幸か不幸か、新型コロナウィルス感染拡大のため検定会が順延となり、2年越しで練習を重ねられたこともあり、2021年1月に合格することが出来ました。
今年度はクラブから7名が準指受検することとなり、サポートで同行する機会も多く、また皆とともに栄冠を勝ち取りたいとの思いから、正指受検を決意しました。
 2020年延長事業の特例措置で中1年での受検となったため、実技・理論ともに準指受検で蓄積したものを活かすことが出来ました。

 一方、今回受検した第3会場のムイカスノーリゾートは初めてのスキー場で、ホームゲレンデの菅平と雪質もまったく異なる点への対策が必要でした。
 そんな折、東京都スキー指導者協会の「指導員合格のための特別研究会(ムイカスノーリゾート)」が実施されることを知り、参加させて頂きました。
 スキー場の立地・コースレイアウト・雪質を事前に確認することができ、また新潟県連の専門員のレッスンを受けられ、自信をもって検定に臨むことで出来ました。 

 今回の受検を通じ、スキー技術のレベルアップが図れたことに加え、講師の皆さん・受検仲間との出会いがあり、合格に繋がったものと思います。
 この場をお借りして、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
今後は、自らスキーを楽しむとともに、指導者として多くの人たちにスキーの楽しさを伝えていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

準指導員検定に合格して  (サンフィッシュ 本間 洋子 様)

 昨年不合格という苦い経験の後、2年目で無事合格することが出来ました。
ここまでご指導くださった先生方、先輩方、応援してくださった方々、そして共に受検をした仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。
 1年目は右も左もわからず手当たり次第にレッスンを受け、体力も消耗し滑りも迷い精神面も体力面もコントロールすることが難しい1年目でした。2年目に東京都指導者協会の存在を知ることができ、先ず11月に中野ゼロの「検定合格のためのスキー講座」を受講しました。1年目に知りたかったことばかりでこれはもっとアナウンスしてほしいというほど内容の濃いものでした。当たり前の事のようですが受検に大切なことのひとつに体力というお話がありましたが2年目に計画を立てる上で一番気をつけたことです。これは応援してくれる家族の理解、協力があってこそのものでした。
 東京都指導者協会のレッスンは受講以外のことまで気遣って連絡してくださったり、宿に着くなりアットホームな雰囲気で迎えていただき先生方に見守られているという安心感のある2日間でした。レッスンではイヤホンでアドバイスをいただけるのでその場で修正できたり、他の方へのアドバイスも全て聞こえるのでとても勉強になります。また動画をたくさん撮っていただけるのが有り難く、夜に動画を見ながらの講義もあり、特にコブレッスンは翌日の滑りが皆さん別人のようで、私自身もコブのみを2日間滑り込むことで確実に上達していることを実感できました。
 受検したことで初めて勉強した動きや言語。今までレッスンで言われてきたことがふっと落ちたり、思い違いの誤解が解けていくことはとても楽しいことでした。75点ではなく76点を目指したレッスンをしてもらえたことで段々と自信もついてきて当日は教わったこと、やってきたことを信じて思い切って滑ることができました。そして合格することで先生方、応援してくれた方々へ恩返しができたと、喜びよりもほっとした気持ちが大きかったです。
 大人になってこんなに打ち込めるものに出会えるとは想像もしていませんでした。今シーズンスキーが益々楽しくなり、スキー界の普及発展に努めたいという気持ちが大きくなってきました。多くの方にスキーの楽しさを知ってもらいたい、そしてまだまだ未熟ではありますがその手助けができたらと思っております。

準指導員検定合格体験記  (小金井市スキー連盟 菅原 利衣子 様)

 私が最初に準指導員検定受検を目指したのは、4年前のことでした。私の所属クラブは、総勢27名の小さなアットホームなクラブです。クラブでは毎年、市民を対象としたスキー教室を開催しておりますが、近年、指導者層の高齢化が進み、指導員育成はクラブ内の喫緊の課題となっておりました。そのような状況を受け、クラブ内の有志数名にて、準指導員検定受検へのチャレンジを開始いたしました。当初はクラブ内の行事と養成講習の練習のみで大丈夫だろうと軽く考えておりましたが、どんな感じかも分からず、とりあえず、理論講習の際に配布されたパンフレットを頼りに養成講習の前に開催されるとあった東京都指導者協会主催の特別研究会に参加したのがはじまりでした。特別研究会に参加してみて、他の受検者の取り組む姿勢や練習量に圧倒され、そんなにやらなきゃダメなのかと、危機感を感じました。
 特別研究会では、ガイディングレシーバーを用いた指導をしていただきました。滑っている最中に、講師から的確なアドバイスをいただき、滑りながら修正点を意識したり、滑りのポイントや感覚を掴みやすいと感じました。他の参加者の滑りに対するアドバイスも聞けるため、他者の滑りを見る目も養われ、無駄な時間なく講習を受けることができたと思います。また、スタッフの方々にビデオ撮影をしていただき、雪上での講習後、宿では講師の方々を呼んでビデオ講習をしていただけたので、自分の滑りを客観的に見ることができ、翌日の講習にもすぐに役立てることができました。特別研究会で出会った参加者たちの検定種目についての理解やスキー用具についての知識にも驚かされ、大変、参考になりました。その最初の仲間たちに支えられ、ここまで頑張れたのだと思います。
 私は元々、不整地種目に苦手意識があったため、今シーズンはコブ研究会に参加し、練習方法やコブを滑るポイント、どのラインをどう通るのか、身体の使い方等、細かく丁寧に教えていただきました。当初はコブを滑るとなると緊張して身体が固くなり、どうしてよいのか分からない状態でしたが、滑っているうちに徐々にコブにも慣れ、コブから逃げない自分を目指して練習を続けました。春の柔らかい雪でのコブ練習や、上級者の直後を間隔を開けずに滑らせてもらい、ライン取りや削る場所、身体の使い方等々、前を見て滑りながら感覚を掴む練習をさせてもらいました。この練習が自分に合っていたのか、ようやくコブの練習がとても楽しく感じられるようになりました。検定が近づくにつれて、緊張しすぎの私に寄り添い、数々のアドバイスをいただき応援してくれた仲間たちがいたことが何よりの励みとなり、合格へ繋がりました。
 準指導員検定受験を通して、スキー技術の向上はもちろん、同じ目標を持つ多くの仲間と出会い共に切磋琢磨して練習できたからこそ、ここまで頑張れたのだと実感しています。
 東京都スキー指導者協会の皆様、講師の方々、そしてクラブのメンバーや知り合ったスキー仲間たち、今は準指を目指し一緒に練習してくれたみんなへ感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

準指導員検定合格体験記  (Ritzスキークラブ 岡野 薫 様)

1.はじめに
 今回準指導員検定に合格出来ました。予定より倍以上の時間がかかってしまい、コロナもあり諦めそうになったことは何度もありましたが、目標達成出来今はとても満足しております。
 合格までの期間が人より長かったため、スキー仲間が増えたことは今後のスキー人生の大きな財産になっております。養成講習会でご担当いただいた講師の方々や同じ班になった方々、指導者協会の特別研究会でご担当いただいた講師の方々やスタッフの方々、参加された方々、ホームゲレンデの仲間、等。たくさんの方々のご指導・ご協力のおかげでなんとかここまで来ることが出来ました。心から感謝しております。
2.受検のために
 準指導員受検のために、出来るだけ滑走日数を増やしたいと考えておりましたが、実際はいろいろな要因でそうも行かず、自分で考える最低限の日数をキープするのがやっとでした。そのため養成講習会以外にもレッスンや講習会を受け、効率のよい練習を心がけました。中でも指導者協会の特別研究会は内容が充実していましたので、受検仲間にも勧めました。
3.
指導者協会の特別研究会に参加して
 友人の勧めで、受検2シーズン目から指導者協会の特別研究会に参加させていただくようになりました。準指特研、コブ特研と継続して参加させていただき、講師やスタッフの方々と顔馴染みになり、ゲレンデでも声をかけていただくようになりました。続けて参加していると、スタッフの方からも「上手くなった」と言っていただけるようになり、自信がつきました。
 指導者協会の特別研究会の良いところは、なんと言っても「ガイディングレシーバーによる指導」と「ビデオ撮影 & ビデオ研修」です。ガイディングレシーバーは、滑っている最中に講師の方からオンタイムでアドバイスが受けられ、1本の滑りの中で修正が出来ます。もちろん実際の検定ではアドバイスなしに滑るわけですが、練習の際に1本の滑りの中で修正が出来れば、次の1本にすぐに活かすことが出来ます。
 また、自分の滑りをビデオに撮っていただき、ビデオ研修でその解説をしていただけます。検定では検定員に自分の滑りを評価されることになりますので、やはり客観的に自分の滑りが他人からどう見えるか確認出来るのはとても有効です。ゲレンデに行かない時に、撮っていただいたビデオを見ると、自分の滑りが再確認出来、次にゲレンデで滑る時の参考になります。
 「ビデオを撮ってもらっても怖くて(自分の滑りは)見れない」という方もいらっしゃいます。私も随分昔一番最初に自分の滑りをビデオで見た時はかなりショックを受けましたが、ビデオで自分の滑りを確認し、自分の滑りと他人からどう見えるかのギャップを埋めていくことが上達の鍵だと思い、今では大分ギャップを埋めることが出来るようになったと思います。
4.まとめ
 今回の合格まで、本当にたくさんの方々のご指導・ご協力がありました。今後は次の目標(正指導員)に向けて鋭意努力するつもりですが、同時に、私が今までいろいろな方から受けたように、仲間のサポートもしていきたいと考えております。
 コロナ禍の受検で、私は家族や職場の理解・協力があり、おかげさまで受検を続けられましたが、中にはこの数年受検を控えていらした方がいらっしゃると思います。今シーズンも以前同じ班だった方が数年振りにやっと職場から承諾が出て受検できたとおっしゃっていました。コロナもやっと落ち着いて来ましたので、来シーズンはもっと受検出来るようになる方が増えることと思います。何年かかっても合格の喜びは変わりませんので、是非挑戦していただくことを願ってやみません。

準指導員検定合格体験記  (ホワイト・ベア・クラブ 石原 正剛 様)

 今回、3回目の挑戦で凖指導員に合格できました。
 私が凖指導員受験を始めたのは2019-20シーズンでしたが、コロナで受験は中止になってしまいました。翌シーズンは2回ありましたが正月に膝を怪我してしまい、2回目の3月の検定になんとか間に合ったもののあまり練習もできずに受験したので当然のことながら不合格でした。
 昨シーズンはかなり滑り込み、種目も大分理解できていましたが、苦手種目を残していたため残念な結果に終わり、とても悔しい思いをしました。
 足掛け4シーズン費やしましたが、合格できてまずはホッとしています。

 指導者協会様の行事にはクラブの先輩からの紹介で初受験の年から「凖指導員合格のための特別研究会」「コブ克服のための特別研究会」に参加させていただきました。
 「準指導員合格のための特別研究会」では、ガイディングレシーバーを使っているので自分が滑っている最中も講師の先生のアドバイスをいただくことができ、リアルタイムに滑りを修正できました。
 また、他の人が滑った後の講師の説明も聞くことができるので、自分が滑る際により多くのことを意識できたと思います。
 「コブ克服のための特別研究会」では、天狗ゲレンデの一部をセパレートして専用のコブレーンを用意していただき、他の人が入ってこないコブで一日中コブを練習するというなかなかお目にかかれない環境でしっかりと練習することができました。
 共通して言えることは、構成や様々なアドバイスなど、スタッフ・講師の皆様の受講者に合格してほしいという思いが伝わる研究会になっていることです。
 また、養成講習会とは別に同じ目標を目指す人同士が知り合えたのも大きな財産になりました。
先に合格した人達からもサポートしてもらったり、その後もスキー仲間として一緒に滑りに行くなど、自分のスキークラブ以外での活動の幅が広がるきっかけにもなりました。
 準指導員検定は種目数も多く大変でしたが時間がかかった分、スキーへの理解は深まったように思います。
 今後は更なるレベルアップを図るとともに、来シーズン以降凖指導員検定を受験する人のサポートもしていきたいと思います。
 最後に、指導者協会のスタッフ、講師の先生方、一緒に受験した仲間、そしてほぼ毎週(×4シーズン)家を空けて文句も言わず協力してくれた家族など、支援してくれたすべての人にこの場をお借りして感謝申し上げます。 

参加頂いた皆様の声(2021-2022)

2021-2022に参加していただいた皆様です。

準指導員検定体験記 (多摩ニュータウンスキークラブ 西塚 様)

 はじめに、準指導員を目指してから長い時間がかかりましたが、合格することができ大変嬉しく思います。受験1年目は、知識も経験も乏しかったのですが、指導者協会の準指導員合格に向けた行事に複数回参加し、多くのことを学びました。当初の私の滑りを知っている運営スタッフの皆様より上手になったと声をかけていただき、レベルアップしている実感が湧きました。

 準指導員受験して良かったことは、スキーレベルが上がったことと、仲間・友人ができたことです。
指導者協会の繋がりで出会った仲間のおかげで、あきらめずに挑戦することできました。
不整地種目に対しては、どうやって克服すればいいのかわかりませんでした。しかし、仲間たちから「春に練習しよう」と誘われ、春スキーに連れ出してくれたおかげで自信がつき克服に成功したといえます。最後の検定日当日は、これまで支えていただきました多くのサポーターに見届けてもらい、本当に嬉しかったです。特別研究会で指導してくださった講師の方との交流も続き、年末年始に合宿を計画し、これまでにない挑戦・経験が出来たことも、良い思い出です。合格するまで修行のような気持にもなりましたが、「大人が本気で遊び、結果を出す」という一大イベントだったような気がします。

 最後に、指導者協会のスムーズな運営のおかげがあり、参加行事は毎回充実していました。沢山ビデオを撮っていただき、それらを繰り返し見ることで修正し、モチベーションを高く設定することができました。ありがとうございました。
今後、誰かに教える、サポートする機会があると思いますが、この経験を十分に活かしていきたいと思います。

準指導員検定受検記  (防衛省スキークラブ  神谷光雄 様)

1 検定への挑戦
 長年防衛省スキークラブに所属し、スキークラブの指導者の方々にスキーの楽しさや難しさを教えていただきました。
また、多くのスキー仲間がいることが、現在までスキーを続けている理由だと思います。
1級を取得した後、指導者になることは特に考えていませんでしたが、数年前からスキークラブ員の準指導員検定会受検者を応援する行事を担当しているうちに、自分も更にレベルアップしたいと考えるようになっていました。
これまでお世話になっているスキークラブに、今後少しでも貢献したいと思い、準指導員検定会へ挑戦することにしました。

2 受検に向けての練習について
 当初、スキークラブの各種行事と養成講習会での練習のみで大丈夫だろうと軽く考えていました。
しかし、練習を始めてみると、特に基礎種目では、自分の滑りの何が良くて何が悪いのかが分からず迷うこともあり、危機感を覚えていました。
練習の機会を探している時、東京都スキー指導者協会の準指導員検定特別研究会 (以下、特別研究会)のことを知り、積極的に参加しました。

3 特別研究会へ参加して
 私の受検に向けての練習は、スキークラブの各種行事、養成講習会、特別研究会、レベルアップ講習会を計画していましたが、都合によりレベルアップ講習会に参加できず、練習回数がひとつでも減ったことが不安になりました。
特別研究会に参加した感想は、一言でいえば「参加して本当に良かった。」です。
講師からの指導は、理論的であり私の滑りにあった的確なアドバイスがあったため、滑りの改善点がわかるようになっていました。
講習中も、講師の方から各種目での採点ポイントを教えていただくことがあり、大変勉強になりました。
また、特別研究会の特色として「ガイディングレシーバーを用いた指導」があり、これにより滑っている最中に、講師から的確なアドバイスをいただけるため、滑りのポイントが良く分かるとともに、他の参加者の滑りに対するアドバイスも直接聞けるため、人の滑りを見る目が養われたと思います。
もう一つの特色として、サポート要員の方にビデオ撮影していただけるので、練習後のビデオ講習で更なるアドバイスをいただくことができ、より自分の滑りを知ることができました。
SDカードを持参すればビデオをコピーして持ち帰ることもでき、後で自分の滑りを客観的に見ることができました。 

4 準指導員検定、合格! 
 特別研究会で自分の滑りがわかり、その後の少ない練習においても迷うことなく練習ができたと思います。
検定当日は、少し緊張していましたが、最初の小回り種目を滑ってからは、練習通り滑れていると感じ、その後の種目は落ち着いて滑ることができ、結果、合格することができました。
教えていただいたことを理解し繰り返し練習したことで自分の身に付いたと、あらためて実感することができました。
準指導員検定は、種目が多いため長い期間の練習を必要とするので身体的な疲労が大きいです。
今回、受検前の大事な練習に参加できず焦りましたが、今思うと身体の疲れを取るいい機会であり体調管理も大事なことだと思いました。

5 最後に 
 自分の滑りが上達し合格できたのは、特別研究会に参加したことが大きいと思います。
また、特別研究会で知り合った方々とはその後もスキー場でお会いし、お声をかけていただき大変うれしく思いました。
今後は指導者という立場になりますが、特別研究会で教えていただいた数々のアドバイスを次につなげていければと思います。
指導者協会の皆様、支えてくれた皆様、そして受検班の皆様に、この場を借りて感謝を申し上げます。ありがとうございました。

準指導員受検合格体験記  (ナトゥア・シー・クルップ 田中クララ 様)

1.はじめに。
 私がスキー準指導員検定を受験したのは、誰かに指導をする以上は正確な知識と的確な指導が出来なければならないと思っていたからです。
2022年度は12月24日から始まり1月9日で養成講習会が全て修了しました。3月中旬の本番までの約2か月間は、苦手で恐怖との戦いでもあるコブ(不整地小回り)の克服の為、検定種目のポイントを押さえた練習を短期集中でいかに取り組むべきか計画を立てました。合格するまでの体験を僭越ながら簡単に述べたいと思います。

2.不安から進歩の喜びを体験
 昨年度は準指導員検定を受験し「不合格」という現実を目の当たりにしました。心の底から悔しさが込み上げ、合格することは容易ではないことを実感いたしました。
 そこで今年度は「絶対合格!」を目標にかかげオフシーズンから体の基礎つくりとなる陸上トレーニング(有酸素運動と主にスキーで必要な筋力トレーニング)、スキーのオフトレーニング講習会からスタートいたしました。
しかし、スキーシーズンが始まり準指導員養成講習会で受験者の方々の滑りを見たり話を聞いていくうちに、自分の練習量の少なさに気づかされ自信喪失と焦りが出てきました。
 そんな時期に大きな転機となったのは、指導者協会の「準指導員合格のための特別研究会」「コブ研究会」に参加したことでした。
特に「準指導員合格のための特別研究会」では、受験者にとって一番意味のある講習内容や講習方法が考えられており、滑走中にイヤフォン(インターコミュニケーションシステム)からリアルタイムで聞こえてくる講師からのアドバイスがありました。  
 また、人の滑りを見てイヤフォンから聞こえてくる講師の方のアドバイスと、自分だったらその方にどのようにアドバイスができるかを考え、比較することを繰り返すことで、今シーズンの研修課題や検定種目の理解力につながっていったと思います。
 そして、講習中には動画撮影もしてくれて、夜にはその動画を観ながらの解説講義がありとても分かりやすかったです。
この「研究会」に参加したことで、自分の滑りへの不安が徐々に「進歩」を実感できるようになり自信がついてきたように思います。
また、「コブ研究会」ではコブ三昧な2日間でした。コブを滑るポイントや練習方法を習い「コブは沢山滑って慣れろ」という言葉そのものだと実感できました。コブ研究会に参加した後は「コブが怖い・苦手」から「コブを好きになる」へ軌道修正し滑る感覚を確実なものにできるように様々なスキー場のモーグル斜面に行き1日15本は滑ることを目標に反復練習をいたしました。(これが限界でした)
人の滑りやレベルと自分を比べ、自分ができないことにばかり目が向き不安に苛まれることもありました。しかし、多くの準指導員を目指す仲間、そして合格してもらいたいとご尽力いただいた講師の方や指導者協会の方の熱意が、自分自身をポジティブなエネルギーに変えてくれたと思います。

3.最後に
 今シーズンもスキーを愛する多くの仲間との新たな出会いがあり貴重な経験となりました。同じ目標を持つ仲間がいるからこそ、次のステップアップへ繋がる一歩を踏み出すきっかけを作ってくれたと思います。
今回合格できたのは天気に恵まれ、緊張の中でも「大丈夫」と自信をもって滑ることが出来きたからだと思います。

4.謝辞
 スキー指導者協会の皆様には講習会後も、ゲレンデで私を見かけるたびに沢山お声をかけていただきました。その時にワンポイントアドバイスもいただき、見られている(Observation)ではないですが、見ていてもらえるという安心感もあり頑張ることができました。
「合格」への道は一人では実現できませんでした。ご尽力をいただいた多くの講師の方々、関係者の方々、私の周りの方々にこの場をお借りして、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
 この先も「Enjoy My Life」を目標に色々なことにチャレンジしていきたいと思います。

指導員合格までの道のり・今後の抱負  (ピットインスキースタッフ 蓑毛浩基 様)

 私が所属するクラブでも準指導員の資格を取得すると次は指導員を受験するというのが通例となっていたので、私もいつか機会をみて受験をしたいと思っていました。 しかしながら、ここ数年のコロナ禍で充分な練習が出来ず、合格出来るような滑りがなかなか出来ず、受験に踏み切れずにいました。 それでも、徐々に応用種目で納得がいく滑りが出来るようになり、家族の協力等も得られ、年齢や体力的なことも考慮すると今回受験するのが良いタイミングかと思い決断しました。 
 基礎種目についてはクラブ内での指導機会が少なく、準指導員検定以来の久しぶりの実技となりました。 
養成講習会では各種目の形ばかりに囚われてしまい、スキーの正しい動作及び操作が出来ていないことを指摘され、改めてスキル不足を実感させられました。
 そこでの指摘事項の整理と各種目の理解、本協会開催の「指導員合格のための特別研究会」における指導及びその中で教示して頂いたトレーニングの内容に取り組み、反復練習することで「ポジショニング」や「滑りの癖」を中心とした改善が受験までの短期間で効率的に出来たと思います。 また、それら基礎種目の改善により、応用種目についての改善も出来ました。 
 今回の受験を通して、正直なところ体力面、精神面等の負担が非常に大きいことを痛感しました。 指導者になるには、自身のスキー技術の向上だけではなく、指導者としての責任や関連知識等も求められていると感じています。 これまでの経験を生かして、生徒さんのスキー技術の向上に寄り添うことが出来るような指導者として、活動をして行きたいと思います。 
 また、皆様方の御指導及び御協力により、無事合格が出来たことに心より感謝致します。