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指導者協会会長「2025年度スキーシーズンを迎えるにあたって」

会長 和田 守義
 今年の夏も、殺人的な猛暑が続きましたが、ようやく秋の気配が漂ってくる季節になりました。皆さま方におかれましては、これからのスキーシーズンに向けて準備に余念のないことと拝察いたします。
 気象庁の長期予報によりますと、今年は暖冬だった昨年と違ってとても寒い冬らしい冬になる見通しとのこと。強い寒気が入って大雪になる可能性が高いそうで、ぜひ積雪の心配をせずにスキーシーズンを過ごせるよう願いたいものです。
 心配といえばもう一つ気になる事があります。最近スキーに関する費用がかなり値上がりしてきていること。宿泊代、リフト料金、昼食代など軒並み値上りしてきています。これは電気、水道、ガスなど公共料金の値上げや、極端な円安による輸入物価の高騰、長く続いたデフレからの脱却を図る政府の政策等々複合する要因によって諸物価が高騰してきていることなどが背景にあるのではないかと思われますが、問題は全体として収入と支出のバランスが採れているかということだと思います。
 当協会をはじめ各団体は、都会のスキーヤーの技術向上とスキー人口の増加を図る一環としてジュニアー育成事業や、マスターズなどシニアが活躍できる事業の計画など各方面でいろいろ努力、工夫をしてきていますが、費用の高騰に足を引っ張られることの無いよう願いたいところです。
 令和6年4月12日に公認スキー指導者検定基準及び実施要領が改正され、準指導員、指導員検定の検定種目が変更されました。これまでの8種目が6種目となり、種目の内容も大幅に変更されています。従来のプルークボーゲンや総合滑降リズム変化の他に、プルークボーゲンからベーシックパラレルターンへの展開、横滑りのショートリズムからベーシックパラレルターン小回りへの展開、シュテムターンからベーシックパラレルターンへの展開など、展開の種目が多くなりました。また、パラレルターン小回りの設定バーンが、中急斜面・不整地を含むナチュラルとなり、積雪やゲレンデの状況に応じて必ずしもコブ斜面でなくても不整地であれば良いようです。
 東京都スキー指導者協会では、毎年準指導員、指導員を目指す受検者の方々を対象に検定合格のための特別研究会を実施しております。
 今年度は、全日本スキー連盟による新教程の発刊、それに伴う検定種目の変更などあって、特に受検者にとっては情報収集の大切な年になると思います。
 当スキー指導者協会としても、特別研究会やその他の行事を通してスキー指導者の皆さまに正確な情報を提供し、スキーライフに活かしていただければと考えております。ぜひ当協会主催の行事にご参加いただき最新の情報に触れて頂ければと思います。そして、今年も楽しいスキーシーズンとなりますよう、加えて皆さまの目標が見事達成できますよう祈念申し上げます。

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